今回はQuestのローンチタイトルの中で1・2位を争う注目タイトルの「Vader Immortal」をプレイしてみました。
このタイトルは三部作構成となっており、今回のタイトルはその一部作目となります。
シナリオの時代設定はスターウォーズの「エピソード3/シスの復讐」と「エピソード4/新たなる希望」の間で、ダースベイダーの城がある赤い惑星「ムスタファー」が舞台となっています。
不滅のベイダー、その内容はいかに!?
推奨スペース
最初に推奨スペースの案内が出てきます。6.5フィート(2m)四方推奨とありますが、筆者のプレイ環境は静止モードで1.5m四方程度です。これでも特に問題を感じることはありませんでした。
ゲームモード

最初に現れる操作パネルからゲームモードを選択します。画面には主人公の両手が映り基本的にこの両手を使って進めて行くことになります。
主なゲームモードはストーリーモードとライトセーバー道場の2つで、ストーリーモードがメインコンテンツで、ライトセーバー道場はミニゲーム的な扱いになっています。

右上の「START」ボタンを押して、ストーリーモードスタートです。
ストーリーモード

「 遠い昔。遥か 彼方の 銀河系 で… 」スターウォーズお馴染みのオープニングから始まります。
最初は自分の密輸船「ウィンドフォール」の中から始まります、船は敵からの襲撃を受けいまにも撃墜されそうな状態です。右側に座る相棒のドロイド「ZOE3」からも逼迫した雰囲気が伝わってきます。
ZOE3に促され、左パネルのスイッチを入れると右パネルのフタが開きレバーが現れます。
レバーを掴んで前に倒すとハイパークルーズに入り、敵を振り切ることができました。
ハイパースペース航行中はヒマなので、軽く船のなかを歩いてみます。ウィンドフォールを模した模型や狭そうなベッドが目に入ってきます。この主人公はそれほど裕福ではなさそうですね。
ZOE3がなにやらパネルを操作しています。主人公も手元のダイヤルを回して手伝うと、どうやら先ほどの戦闘で受けたダメージがあちこちにある様子。
ダイヤルで修理箇所を選択しボタンを押すと、とりあえず応急措置ができるようです。
一通り応急措置を施すとアラームが鳴り響きハイパークルーズが解除されます 。コックピットに戻ってみると船はなにやら赤い惑星に到着していました。
逃げ切ったと安心したのも束の間、突然TIEファイターが飛来しこちらを攻撃してきます。コックピットを見上げるとそこには巨大なスターデストロイヤーががが。
非常に雲行きが怪しくなってきたところで帝国軍将校から通信が入ります。ZOE3と将校がなにやら喋っていますが、スターデストロイヤーのあまりの存在感に気を取られ会話が耳に入ってきません(笑)
主人公たちは帝国軍に拿捕され、そのまま施設へと曳航されて行きます。赤い惑星の名は「ムスタファー」ここにはダースベイダーの城があるようです。
大気圏を抜けると、いかにも悪の牙城と言った感じの施設に辿り着きました。
基地の中に居るストームトルーパー達は全員この船に銃を構えています。完全に包囲されZOE3も不安そうです。
無駄な抵抗と分かりきってはいますが、端末に手をかざして扉をロックしてみます。
ガン!と物音がしたかと思うと、扉はあっさり爆破されストームトルーパーが乗り込んできました。
荒々しくパネルを跳ね上げこちらに向かってくる帝国軍将校。有無を言わさずZOE3が麻酔銃で撃たれてしまいます。
激しく罵られた後、主人公も麻酔銃で撃たれそのまま連行されてしまいます。問答無用です。
気が付くとそこは牢屋のような場所でした。目の前に尋問ドロイド「IT-O」左手にはエピソード3で見た手術台のような装置も見えます。
すぐ側にいた将校が主人公に語り掛けます「そろそろベイダー卿がお出でになる」おお!あのベイダー卿に会えるのかと喜んだのも束の間「助言をやろう。決してベイダーを怒らせるな」と警告されます。
軽く警告にビビっていると奥の扉からベイダー卿が現れます。「私がなぜここへお前を連れて来たか、疑問に思っているかも知れないな」なんか言ってますが、ベイダー卿を間近で見るデカさと威圧感に気を取られ言葉が頭に入ってきません。凄い迫力です。
ベイダー卿は主人公に小さなキューブを渡してきます。「このキューブを開けろ、お前にしか開けることはできない」受け取ってみるとキューブが反応し変形を始めます。ベイダー卿はテレキネシスでキューブを主人公から奪い取ると「これからお前は私の元で訓練を受けることになる」と言い残し全員を連れてこの場を去って行きました。
牢屋に目を向けると異星人とZOE3が捉えられています。ZOE3が脱出しようと端末に手を伸ばしますが届きません。
異星人は「これを使え」と、なにやらよくわからない工具を渡してきます。
この工具を端末に突っ込むと端末を破壊できました。硬そうなパネルをバキバキと剥がし奥に刺さっているチップを左側に差し替えると牢屋が開きます。
ZOE3がボイスIDをハックし牢獄の扉を開きます。こんな世界なわりにはセキュリティがガバガバです。
先に進むとロックされたエレベーターがありました。例の工具を差込み操作パネルを引き出します。どうやら破壊するだけの工具ではないようです。
赤いツマミを奥へ動かしチップを差し替え、ツマミを回すとエレベーターが開きます。
異星人がエレベーターから現れたストームトルーパーの銃を奪い、ZOE3と2人がかりで殴ってノックダウン!意外とチョロイですね。
エレベーターで上がって行くと宇宙船の発着場に辿り着きました。良く見るとウィンドフォール号もここに保管されていますが、ストームトルーパーに気付かれ撃ち合いになってしまいます。異星人は相棒に何かを渡してエレベーターから飛び出して行きました。
主人公たちは再びエレベーターで上がって行きますが、突然エレベーターが止められてしまいました。
エレベーターの端末に例の工具を差込むと端末が伸びハンドルが出てきます。ハンドルを右に捻ると更にハンドルが。
これを掴んで回し上のレバーを引っ張ると、エレベーターの天井から梯子が伸びてきました。この梯子から外に脱出できそうです。
梯子は実際に掴んで引き寄せることで登って行きます。梯子が途切れたらパイプを伝って行くのですが、この操作がなかなかリアル感があって面白いです。
登り切った場所にある扉をレバーで開けます。扉をくぐると掃除ロボットのようなモノが逃げて行きました。なかなか細かい演出です。
扉から続く廊下を進んで行くと何やら広い空間に出てきました。台座の上に何か置いてあるので手に取ってみると、なんとあのライトセーバーです。
ZOE3が扉を開こうと端末をハックしていると、ライトセーバーを持ったロボットが襲ってきました。
初めての本格的な戦闘に面食らいますが、相手の攻撃は太刀筋が読みやすく冷静に動きを見れば簡単に弾き返すことができます。
3回ほど攻撃を弾くと敵はしばらく無防備になります。その隙に反撃していくのが基本的な戦い方になります。ある意味ターン制ですね。
敵を撃破すると扉が開き先へ進めます。見晴らしが良い場所なのですが荒廃してマグマで溢れかえっており絶景とは言い難いです。
パイプをよじ登って行くと突然外れてヒヤッとする場面も。ZOE3の手を取って登ります。
先に進み、扉を左手のレバーで開けて中に入ると、パイプの上を歩いていく場所に着きます。邪魔なパイプはライトセーバーで切り落としながら進みます。
格子を覗いてみるとベイダー卿がシス卿と密談している場面に出くわします。よく見えないなぁと格子を突き破って見ようとすると警告が(笑)
梯子を下りブラインドの隙間から現場を覗いてみます。しばらくするとシス卿はワープで消え去り、ベイダー卿は不気味に輝く石の前でヘルメットを取りフォースを開放します。
その瞬間、強いフォースの力でブラインドが閉じてしまいました。ZOE3と二人でなんだかエライもん見ちまったなぁ的な空気に。
梯子を下りエレベーターの中へ。エレベーターで下へと降りて行くと例の異星人から通信が入ります。正直、忘れかけていましたが生きていたようです。
エレベーターを降りると広い空間に着きました。奥に行くと脱出ポッドのようなものがあります。ZOE3がこれを起動させていると、ストームトルーパーが襲ってきました。
相手が撃ってくるビームをライトセーバーで弾き応戦します。ここでは上手く弾き返すと弾いたビームで相手を倒すことができます。しばらく応戦していると脱出ポッドが起動しなんとか逃げることに成功しました。
しばらく進んで行くと寺院のような場所に到着します。なんとなく見張りに手を振ってみたり。
寺院に入るとZOE3が持っていた宝石が輝きはじめます。これはあの異星人から渡されたものです。奥に進んで行くと彼と同じ種族っぽい異星人がいます。どうやら神官のようです。
彼女が主人公に手をかざすと、なにやら不思議なイメージが見えてきます。
描かれては消えていくこのイメージは何かの歴史のようにも見えます。かなり確信に迫ったシーンなのでしょうが、筆者のヒヤリング能力ではよく理解できず……。
見張りが敵の侵入を伝えに来ました。「ベイダーが彼の候補者を見つけたようです。私たちの未来はあなたにかかっています」神官はそう言い残し奥へ去っていきます。
ベイダー卿が現れ例のキューブを渡してきます。これを受け取り神殿の台座にはめると、柱に埋め込まれていたドロイド達が一斉に襲ってきます。
連続で現れるドロイドをベイダー卿と共に撃破して行きます。ベイダー卿が主人公に向かう最後のドロイドをテレキネシスで倒すと、全ての光が消え辺りは暗闇と静寂に包まれます。
静まり返った暗闇にベイダー卿のライトセイバーの起動音が響き渡ります。「お前こそ、私が探していた者だ。私の指示通りに動け」ベイダー卿はこう語り暗闇の中へ去って行きました……
と、言った感じでストーリーモードが終わります。
最後に
やっぱり全体的にボリュームが少ないですね。わざわざ三部作に分ける必要も無かったのではないでしょうか。ストーリーはスタッフロールを含めても45分くらいしか無く、これをクリアしてしまうと後はライトセーバー道場で遊ぶしかありません。このコンテンツもミニゲーム感が強く、あまりやり込む気にはならない程度のものです。完全に映画のようなゲームなので一度見てしまったら終わり感があります。
三部作にしたのも収益やローンチ合わせでそうなってしまったのではと勘繰ってしまいますが、短いながらもストーリーモード自体はとても面白かったので、次回作はもっとボリュームを増やして、せめて2時間は遊べるストーリーモードに仕上げて頂きたいと思います。
字幕が無いのも個人的には厳しいですね。スターウォーズクラスのコンテンツで日本語対応してないってのもどうかと思います。
このコントローラーだとライトセーバー両手持ち出来ないじゃんと軽い突っ込みをしつつ、次回作に期待しましょう。
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