【OculusGo・GearVR】有線化とALVRの設定など

OculusGo GearVR
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ALVRでSteamVRのゲームを遊んでいると、筆者の環境ではどうあがいても映像が乱れてきます。

もちろん無線LANは5GHzの802.11ac接続なのですが、ALVRの設定で解像度を下げてもダメ、PCのLANケーブルを高速なものに取り替えてみたりルーターの再起動をしてもダメ。

仕方がないのでVRゴーグルを有線接続してなんとか改善できた状態なのですが、逆に有線化することで映像乱れは完全になくなり、より上の解像度で映像を楽しむことができるようになりました。

今回は「ウチも有線化してみようかなー」と言う方のために、筆者が行った有線化の設定やALVRの設定などをご紹介させていただきます。

有線LANアダプタを用意する

まずはこれが無いと始まりません。1000円くらいで購入でき、特殊な設定なしで差すだけで使えます。

GearVRの場合はGalaxyS8以降からLANアダプタが使用できます。
これより前の機種ではLANアダプタが使えず有線化はできないようです。

PC・ルーター・VRゴーグルが近くに置いてある環境なら問題ないのですが、筆者の環境ではルーターがPCから離れた場所に置いてあり、ルーターとVRゴーグルをLANケーブルでつなぐのが困難な状況でした。

理想的な接続: PC ← LANケーブル ← ルーター → LANケーブル → VRゴーグル

幸いにも筆者のPCにはLAN端子が2つあったので、ルーターの接続をPCにブリッジさせ、PCとVRゴーグルをLANケーブルでつなぐ形にしました。

筆者の接続: ルーター → LANケーブル → PC(ブリッジ) → LANケーブル → VRゴーグル

ルーターとVRゴーグルをLANケーブルで接続できれば必要ないのですが、筆者のような接続をする場合はWindowsのブリッジの設定が必要になります。

Windowsの設定

自分のPCのIPアドレスがわからない方は、念のため現在のIPアドレスをメモしておきましょう。

現在のIPアドレスを調べる

Win+Rキーで「ファイル名を指定して実行」ウインドウを出します。

「cmd」と入力して「OK」を押すと、コマンドプロンプトが出てきます。

「ipconfig」と入力してエンターを押すと現在のIP構成が出てくるので、この中にあるルーターに接続しているデバイスの「IPv4 アドレス」「サブネット マスク」「デフォルト ゲートウェイ」をメモします。画面の例では「イーサネット アダプター イーサネット」の項目が該当するので、この項目の3つのアドレス「192.168.〇.3」「255.255.255.0」「192.168.〇.1」をメモしておきます。

ブリッジ接続の設定をする

PCとVRゴーグルをLANケーブルでつなぎ「ネットワーク接続のウインドウ」を出してブリッジ接続の設定をします。

ネットワーク接続ウインドウを出す

Win+Rキーで「ファイル名を指定して実行」ウインドウを出します。

「ncpa.cpl」とコマンドを打って「OK」を押すとネットワーク接続のウインドウが出てきます。

ブリッジ接続するデバイスを選ぶ

インターネットに接続しているデバイスと、VRゴーグルに接続しているデバイスを選んで、インターネットに接続しているデバイスアイコンの上で右クリックしてブリッジ接続を選択します。

新しく「ネットワーク ブリッジ」と言うデバイスができました。ここにルータの接続名が表示されていればOKです。

もし「ネットワーク ブリッジ」に「認識されていないネットワーク」と表示されている場合はネットワークの設定が上手くいっていません。この場合は手動でIPアドレスを設定します。

「ネットワーク ブリッジ」の上で右クリックして「プロパティ」を選択します。
「インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)」をダブルクリックします。
「次の IP アドレスを使う」を選択しIPアドレスを手動で設定してOKを押します。
ネットワーク ブリッジのプロパティに戻るのでOKを押します。

これで設定は完了です。

「次の IP アドレスを使う」の部分でどう設定していいかわからない方は、先に調べたIPアドレスを参照しながら設定してください。「IPv4 アドレス」が「IP アドレス」になりますが、メモと同じものが使えないので変える必要があります。

IP アドレス:192.168.〇.99 ← 「99」は他の端末で使用していない適当な数字(2~254)を使ってください。
サブネット マスク:「255.255.255.0」
デフォルト ゲートウェイ:「192.168.〇.1」
優先 DNS サーバー:「192.168.〇.1」

筆者の環境の例だとこのような感じになります。

使用後は「ネットワーク ブリッジ」削除して設定を元に戻しましょう。
筆者の環境ではバーチャルデスクトップやネットへのアップロードが異様に遅くなる等の不具合が出ました。「ネットワーク ブリッジ」を削除するだけで元の状態に戻るので、使用後はこまめに削除して元の状態に戻すことをお勧めします。

ALVRの設定

いくつか設定タブがありますが、設定する必要があるのはVideoタブとSoundタブくらいで、他は特にいじる必要はありません。

Video設定

初期設定ではこのようになっている

Codec

初期設定は「H.265 HEVC」で、「H.264 AVC」「H.265 HEVC」の2種類が選択できます。

H.265の方が上位規格となり、H.264の約2倍の圧縮率となっています。同じデータ量でより高品質な映像を扱うことができるので、特に問題が無ければ「H.265 HEVC」で良いでしょう。

Bitrate

初期設定は30Mbpsで、1Mbps ~ 250Mbpsに変更できます。

ビットレートとは一秒間に送る情報量のことで、一般的にはこれを多くすれば多くするほど元の映像に近い映像が送れます。筆者の環境ではビットレートを増やしても映像にチラチラとノイズが増えていくだけで、特に映像品質が上がったりはしませんでした。

初期設定の30Mbpsでも元の映像を再現するのに十分なようで、チラチラと出ていたノイズも初期設定が一番少ない状態でした。ここも特に問題が無ければいじらないほうが良いでしょう。

Resolution

初期設定は2048×1024で、1024×512 ~ 3072×1536まで6段階に変更できます。

VRゴーグルに送る映像の解像度を変更します。OculusGoの解像度は2560×1440なので、それよりも大きい解像度を設定しても意味が無いように思われますが、初期設定の2048×1024と3072×1536では鮮明さが明らかに異なります。

わかり易くする為に1024×512と3072×1536のスクリーンショットを撮ってみました。ブログの静止画では正直それほど大きな差には見えませんが、実際にVRゴーグルをかぶってみると鮮明さが段違いなのがわかります。

正直、3072×1536を使うと、もう下の解像度には戻れません。

Buffer size

初期設定は200kBで、100kB~2000kBに変更できます。

バッファーは処理や通信が追い付かなくなった時の為に予め先のデータを貯めておく機能なので、リアルタイムで映像を見せなければならないVRゴーグル等では増やしてもあまり意味がありません。

筆者の環境では快適になるどころか、大きくすればするほど映像の遅延が大きくなったりして不具合が出るだけでした。これも初期設定のままでいいでしょう。

Sound設定

初期設定ではVRゴーグルからも音が出るようになっています。PCからの音声のみで良ければこれをOFFにしましょう。

音声データを止めることで通信量を減らしVRゴーグルの音声処理負荷を無くすことで映像の安定化に期待できるかも?と、思ったのですが実際のところほとんど影響がありません。

ALVRの設定を反映させたい時

ALVRの設定をSteamVRに反映させるときは、一旦SteamVRを終了しましょう。

ALVRの再起動

SteamVRの終了

SteamVRを終了するにはウインドウ右上の×ボタンを押します。

右上の×ボタンを押す

ALVR Serverも自動で停止します。

ALVRの設定を変更する

ALVRの設定を変更し、上の「Start server」ボタンを押します。

SteamVRが起動し、新しい設定が適用されます。

SteamVR側の解像度も上げれるがあまり意味がない

一応、SteamVRの解像度も上げることができます。

左上の三をクリック
設定を選択します

左上のメニューボタンを押すと設定が出てくるのでこれを選択。

初期設定では片目で1880×1880になっています。解像度は500%の4204×4204まで上げられます。

SteamVRの初期設定を両目に計算しなおすと3760×1880になります。ALVRの設定できる最大解像度は3072×1536なので、既にALVRの扱える解像度を超えていることになります。

ALVRの設定がボトルネックか?

VIVE Pro等のPC用ヘッドセットではSteamVRの解像度を上げるとより鮮明な映像が得られるのですが、ALVRではALVRで設定した解像度がフィルターになってしまうのか、いくら大きくしてもあまり変化がありません。

ALVRの設定でもっと大きな解像度が選択できればSteamVRの設定が生きてくるのかもしれませんが、これが現在の限界と考えた方が良さそうです。

最後に

今回は筆者の環境を基準にALVRの細かい設定などを書かせていただきました。

人によっては無線のまま最大解像度で何の問題もなく使えているようですが、筆者のような劣悪環境でも工夫次第でよいパフォーマンスが出せるということをお伝えしたかったので、似たようなところで悩んでいる方はぜひ試してみてください。

コメント

  1. とうふ より:

    はじめまして、こんにちは!
    UGREEN USB LANアダプタでやってみたのですが有線LAN接続できませんでした;
    5chのスレに書いてあったのですがOculus Goがバージョンアップされて
    有線LAN接続できなくなったそうです;
    オタ趣味ブログさんは今もOculus Goで有線接続できていますでしょうか?
    接続できていましたらどんな有線LANアダプタを使っているか教えて頂きたいです。
    よろしくおねがいします。

    • KYStoryKYStory より:

      申し訳ございませんが、OculusGoは手放してしまったので確認ができない状態です(^_^;
      (OculusQuestやGearVRを所持しているのでもう必要ないかなと……)

      つい先ほど試しましたが、GearVRではまだ有線接続できました。

      ・今回検証したときの各バージョン
       GearVRのOculusアプリ 9.0.0.136.473 (182249724)
       GearVR内の表記 9.0.0.216.450.182252374

       ALVR v2.3.1
       VirtualDesktop v1.8.0 (SideLoad版APKのインストールにはGearVR Injectorが必要 https://play.google.com/store/apps/details?id=com.zgsbrgr.gearvr.injector)

      OculusGoの方がバージョンが進んでいると思いますので、バージョンアップによって有線LAN接続が潰された可能性も考えられると思います。

      この記事はALVRの映像乱れを有線LAN接続で改善しようとする趣旨の記事ですが、その後の調査で無線LAN接続のままでも映像乱れが起こらない方法が発見されました。
      https://otasyumi.site/vr/oculus-quest-steamvr-try-alvr-corresponding-to-the-latest-build-of-oculusquest#toc21
      https://otasyumi.site/vr/oculus-quest-go-try-the-beta-version-1-5-0-of-virtualdesktop#toc36

      こちらはOculusQuestがメインの記事なのですが、こちらの環境ではGearVR+ALVR・GearVR+VirtualDesktopでも映像乱れが解消されることを確認しています。
      OculusGoもこのへんは同じだと思われますので、こちらの設定を試してみてはいかがでしょうか。

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