【Oculus Quest・Oculus Go・GearVR】VRidge・ALVR等を使用したSteamVRを楽しむ為の機器選び

Oculus Quest
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現在、Virtual DesktopのVRストリーミング機能が無くなってしまうニュースで大騒ぎになっていますが、筆者もここ数日はVirtual DesktopでVRChatにハマり出していたので正直かなり困ってしまいます。ALVRも良いのですが、微妙に操作が異なっていて移動とかがし難いんですよね。Questのマイクも使えないし。

気付いたらQuestとSteamとVRChatで3個のアカウントが出来ていましたが、結局VRChat垢が最強だと知りこのアカウントで落ち着くことになりそうです。この辺の話はまた別の機会に……

さて、最近Virtual DesktopやALVR・VRidge等でPCVRをプレイするのにどれくらいのPCスペックが必要なのか悩まれている方を良く見かけます。

基本的にはそこそこのゲーミングPCとIEEE802.11acの無線LANがあればそれなりに動くのですが、今回はそんな方の為に、どんなスペックや環境を揃えたらいいのかを簡単にまとめてみたいと思います。

PC編

PCVRの性能もゲームと同じで主にCPUとGPUで決まるわけですが、筆者的にはFF15ベンチマーク(無料)がヌルヌル動けばほぼ大丈夫だと考えます。

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正直、変に悩むくらいなら適当な無料ベンチマークやSteamの無料ゲームでも入れて、実際に動いている所を見て判断しましょう。

SteamVR Performance Test

Steamには「SteamVR Performance Test(無料)」と言うPCのVR性能を計るツールがあるので、これで測ってみるのもアリかもしれません。

ただ、現在ではちょっと判定が甘めかもしれませんね

筆者のPCはVRレディ判定になりました

しばらく3Dのデモンストレーションが流れた後に計測結果が出ます。4年前はハイエンド級だった筆者のPCも、現在ではすっかりミドル級扱いとなってしまいましたが、特に問題なく「VRレディ」と言う結果になりました。

ちなみに「SteamVR パフォーマンステスト」で画像検索すると色んな結果が出てくるので、比較する場合はこちらも参考にしてみましょう。Questに映像を送る負荷も考えると「可能」より上の「レディ」評価は欲しいところです。

CPU

CPUベンチマークと性能比較
CPUベンチマーク値をベースとしたCPU性能比較です。価格対性能比を表すコストパフォーマンスの比較や単位消費電力当たりのワットパフォーマンスの比較など、様々な角度からCPUの性能比較を行っています。

筆者のPCのCPUは第6世代の「INTEL Core i7-6700K」です。現在の第8世代・第9世代の「INTEL Core i5」とほぼ同等の性能です。

CPUの性能はGPUが不足なく動作できれば良いので、もう少し性能が低くても問題無いと思います。もちろん極端に低いとGPUの足を引っ張ってしまうのでご注意ください。

GPU

画面の描画はほぼGPUが担当するのでこの選択が一番重要です。現在、GPUの選択肢はGeForceとRadeonとIntel内蔵グラフィックの3種類がありますが、PCゲームではGeForceがスタンダードです。ALVRもGeForceのエンコード機能を使用しているので、他のGPUは避けた方が良いでしょう。

Radeonも完全にダメと言う訳ではありませんが、Intel内蔵グラフィックはほぼ論外となってしまいます

GPUベンチマークと性能比較
ゲームPCの3Dグラフィックス性能比較で人気の高いDirectXを用いた3DMarkのベンチマーク「Fire Strike」を中心としたGPUの性能比較です。各ベンチマーク種類別のワットパフォーマンスやコストパフォーマンスなども集計し、様々な角度からGPUの性能比較を行っています。

筆者のGPUの方は「GeForce GTX980Ti(メモリ容量6G)」で「GeForce GTX1660Ti(メモリ容量6G)」とほぼ同等の性能となりますが、電力消費や発熱は圧倒的に後者の方が低いので総合的には完全に敗北しています(涙

一応、これくらいのスペックでも動いていますが、これからのVRでは高解像度に負けない処理能力やビデオカードメモリー容量が重要になります。最低ラインは「GeForce GTX1070(メモリ容量8G)」くらいだと思った方が良いでしょう。

OSはWindows10の64bitを使う

Windowsのプログラムは基本的に1から作られているわけではなく、メインウィンドウやこれに表示されているボタン・接続された機器へのアクセスには、Microsoftや各種メーカーが用意した部品のような小プログラムを組み合わせて作られています。

メインウィンドウの表示には32/64bit両対応の小プログラムを使っているけど、ボタンを押した後の処理には64bitしか対応していない小プログラムを利用していたなんてコトもあります。

この場合、32bit版Windowsではメインウィンドウは表示されますが、ボタンを押した後の処理でエラーが出てプログラムが止まってしまいます。

32/64bitの違いだけではなく、Windows10とWindows7等の違いでも同様に動かなくなってしまうものがあります

個人ツールやアプリの製作者は自分が作った範囲のことならわかりますが、小プログラムの中身については基本的に説明書に書いてあることしかわかりません。そこそこトラブルを経験したプログラマじゃないと、この小プログラムは32bitじゃ動かないなんてことは意識しないしアナウンスもしないでしょう。所詮、個人です。

Quest・Go用の個人ツールやアプリは、ほぼ64bitのWindows10で開発されていると思います。これらを利用する側もそれに合わせた方が良いです。

Windows7の32/64bitやWindows10の32bitは、現在でも無料でWindows10の64bitにアップグレードできるので、これらの環境の方はこれを機会にWindowsの入替をお勧めします。

入替方法については完全にサイト違いですし、解説されているサイトが多数存在するのでここでは扱いませんが、大まかにはこんな流れになります。

・Win7の場合 Win10にアップグレード → MicrosoftアカウントにWin10ユーザーであることを登録 → Win10 64bitをクリーンインストール。

・Win10 32bitの場合 MicrosoftアカウントにWin10ユーザーであることを登録 → Win10 64bitをクリーンインストール。

通信編

VRストリーミングの根幹は極限まで遅延を抑えたリアルタイム動画配信です。いくらPCの性能が高くても配信する通信環境が弱ければ意味がありません。Quest・Goでは無線・有線LANで通信する仕様なのでそれなりの機能や安定性を持った通信環境を整えましょう。

無線LANルーター(Wi-Fiアクセスポイント)

無線LANの規格には沢山の種類がありますが、今回重要になるのは「IEEE802.11ac」と言う規格です。これは5GHz帯の周波数を使用し、1ストリーム867Mbpsの通信を最大8ストリームで6.9Gbpsの通信を可能とします。(家庭用では1ストリームが半分の433Mbpsに抑えられている)

ちなみに、現在家庭向けに発売されているものは4ストリーム(433Mbps×4=1732Mbps)の物までで、8ストリームのものは発売されていません。

Quest・Goはこれを2ストリーム(866Mbps)まで扱うことができるので、最低でも2ストリーム以上扱えるルータを用意するべきなのですが、他にも無線LANを使用している機器がある場合(ゲーム機やスマホ、TV、FireTV、プリンター等)の事も考えると、4ストリーム扱える「MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)・ビームフォーミング」等の機能が付いたルータを用意した方が良いです。

Snapdragonの仕様ではQuestGoのPlatformはMU-MIMOに対応しているので安定した通信に期待できます。

これらのルータはあちこちでお勧めされている機種で、適切な設定をすればとても安定した通信が可能だそうです。

ちなみに筆者が使用しているルータはAterm WG2600HPです。MU-MIMOやビームフォーミングにも対応していますが、映像乱れやコマ落ちが完全になくなることはありません。4年前の旧機種なので現行機ではもっとマシになりそうな気もしますが、どうしてもゼロに出来るものではないと考え、過度な期待はしない方が良いでしょう。

設定に関してはより詳細に扱っているサイトがありましたのでそちらをご覧ください。筆者もかなり参考にさせていただきました。

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有線LANアダプタは使用できるの?

究極に安定した通信を求めるのなら有線LANアダプタを使用する手もあります。こちらのアダプタはQuestでも動作確認が取れたと言う報告があります。

筆者も似たようなLANアダプタを2個持っていますが、Questだとどちらも通信できずこれについては正直半信半疑です。

先程もQuestのアップデートで使用可能になっていないかと試してみたのですが、接続音がするだけで通信には至りませんでした。筆者の所有するGearVRとGalaxyS8+では差すだけで簡単に使用できるのですが、同じSnapdragon835プラットフォームであるハズのQuestで使用不可なのは少々腑に落ちません。接続音はするので、Questのソフトウェア側で使用を制限されているように感じています。

Questで試される方は、あくまで人柱的な感覚でお試しください。

他にも気付いたことなど

とりあえず、筆者が使っていて気付いたことなどをメモしておきます。

ALVRドライバのインストール

これ、完全に忘れていたのですがALVRのAboutタブからALVRドライバのインストールができます。3カ月ほど前にWindowsをクリーンインストールしてから今まで入れて無かったのですが、なんで動いてたんだろう?(笑

一応、パフォーマンスに影響が出るといけないので、ちゃんとインストールするようにしましょう。

ALVRの音の設定

ALVRではQuestから音が出ないと思っていたのですが、ちゃんと設定すれば音が出るようになります。

タスクバー右下のスピーカーアイコンを右クリックして「サウンドの設定を開く」をクリック

先にWindowsの「サウンドの設定」を変更します。これはALVRやSteamVRが起動する前に設定しないといけないようです。画像では入力も設定していますが、現在のALVRではQuestのマイクは使用できないようです。

ALVRを起動し「Sound」タブに移動します。「Steam Sound」と「Use default device」にチェックを入れ、デバイスに「Steam Streaming Speakers」を選択します。

これらを設定したら、設定保存の為にALVRを一旦終了させます。

SteamVRの設定でも自動的にサウンド設定を切替える機能がありますが、ALVRを使う場合はこれらの連携が上手くいかず音が出なくなってしまうようです。

SteamVR HOMEの日本語表示

HOMEの画面でボタンに日本語が表示されない不具合が出ることがあります。

日本語が表示されていないボタン

これは対応フォントが入っていないことが原因のようで、Windowsにフォントをインストールすると表示されるようになります。

「C:\Windows\Fonts」フォルダに移動して「すべての言語フォントをダウンロード」をクリックして「OK」を押す

「Windows」フォルダ内の「Fonts」へ移動するとこんな画面になります。とりあえず今回はすべてのフォントを入れてみました。

フォントを入れた後にSteamVRを再起動すると、フォントが反映されて読めるようになります。

中華風な漢字になりましたが一応読めるようになりました

最後に

今回の内容はVRストリーミング寄りの言い回しにはなっていますが、特にVRに特化してこれらを揃えましょうと言いたいわけではありません。

PCはPCゲームが趣味の人ならば自然と揃っているスペックだと思いますし、無線LANもここ数年で購入したら普通に11acに対応していると思います。今回の記事は、今時のPCゲーム環境はこんな感じとタイトルを変えても差し支えないでしょう。

筆者も4年前の機器とQuestでSteamVRを楽しんでいるので、これらに届いていないほど古い環境ならもう買い替え時なのでは?と、言う気もします。

この記事が、そう言った方々の参考になれば幸いです。

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